2013年11月30日
アマンデー(天孫降臨の地;奄美岳)
笠利町節田集落に入った所に「アマミコ神社」がある。 節田から平集落の間の山(航空自衛隊基地)に女の神、アマミコ(阿摩彌姑)と男の神、シニレク(志仁礼久)が最初に降りてきたという地(アマンデー)があり、そこからは太平洋が望める。
このアマンデーへ曲がる所と反対方向にさらに山へ登る道がある。 この道を約5・600mだろうか、山道を登り途中自衛隊の基地横を通り過ぎて上っていくと、山の頂上に同じくアマミコとニシレクが最初に降りたという地があり、そこからは恐らく太平洋・笠利湾・奄美の山脈360度見渡せたであろうという場所である。
この地が最も古いようだ(石碑には読みづらいがかろうじて最初の「支那」という字は読み取れる。
この場所を自衛隊の基地工事に伴い下の方に移したのであろうか。 ここをアマンデーと言っているようである。
ここの石碑には以下のように説明が刻み込まれている。
アマンディ(奄美岳)について
奄美開びゃくの神話(口碑)は、女神「阿摩彌姑(あまみこ)、男神(志仁礼久(しにれく)」の二神が初めてアマンディ(天孫嶽もしくは奄美嶽)に天降りしこの島を治め、後、島伝い、浦伝いに南下したと伝えている。
古来、この地は「アマンディ」と称され、村人から「かんたかい地として深く尊崇されてきた。 この「阿摩彌姑最初天降地」の碑は明治34年節田の住人朝仲明外8名が発起人となり村人に呼びかけて建設したものである。
笠利町は昭和46年9月 由緒あるこの地を文化財に指定し、永く保護することとし、道路その他周辺の整理、補修工事を施行、昭和53年2月これを竣工した。
ここアマンディは、海抜130m節田・平・和野の三集落の中核に位置し、東は沖合はるかに喜界島をのぞみ、南は市崎・真崎・皆津崎を展望する景勝の地にあり近くの節田に開びゃく二神を祭る「阿摩彌姑神社」がある。
昭和53年2月
笠利町教育委員会
笠利町文化財審議会
と説明されている。
集落のアマミコ神社


中腹のアマンデー


頂上へ


頂上
