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2013年05月04日

カンツメの碑

4月18日の記事投稿で「奄美の奴隷制度における悲恋物語」を書かせていただきましたが、写真がありませんでしたので、今日写真を撮ってきました。
碑文には以下のように書かれていました。

奄美は民謡の宝庫といわれ先人から数千首の民謡が歌い継がれ情緒豊かな旋律は島の津々浦々に今なお聞くことができます。
その数多い島唄の中でかんつめ節ほど島びとに愛唱されているものはない。
この歌は、その昔この地方に、主家で生涯を奴隷同様に働くヤンチュという制度があり、名柄集落のある豪農でヤンチュ娘(使用人)として仕える年の頃十九、二十歳、容姿端麗で気立ての優しいかんつめと久慈集落の役所に勤める歌と三味線の巧みな青年、岩加那とのはかない恋物語をうたった唄で、美貌で制度の中の弱き者がゆえに周囲からねたみ、しいたげられ一人さびしく散っていった乙女心をしのび、いつしか誰とはなしに人々に歌い継がれてきた唄です。
 島唄は奄美の自然と歴史に密着し民族文化の基盤として島びとの生活とともに生き続けてきたのです。
 このような祖先の遺産を風化させることなく未来に伝えていくことは大事なことであります。
 ここに有志の方々の心温まる援助をいただき名曲「かんつめ節」の碑を建立するにあたり、かんつめの魂に永遠の冥福を祈り、不朽の名作を記念するものであります。
                                島唄愛好有志一同 宇検村

と刻まれています。

カンツメの碑
カンツメの碑
カンツメの碑カンツメの碑


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Posted by yamachan at 23:53 │伝説