あまみのやまちゃん

源氏と平家の戦いは何度もありましたが、平家の敗戦が多かったようです。
最後の戦いは「壇ノ浦の合戦」で平氏が負け、平家一門は次々と入水自決して平氏は滅亡したとなっています。　しかし、伝説なのかは分かりませんが平有盛（ありもり）、資盛（すけもり）と従兄弟の行盛（ゆきもり）は奄美大島へ流れてきたとあります。
まず、喜界島へ流れ着き、それから奄美大島と加計呂麻島へ落ち延びたというのです。
奄美大島には平行盛と平有盛が、加計呂麻島には平資盛が城を構えたようです。　
（喜界島、奄美大島、加計呂麻島には平家がくるよりも前に、源氏の源為朝も落ち延びたて来たとなっています。）
平行盛は戸口に、平有盛は浦上に、平資盛は加計呂麻の諸鈍に城を構え、戸口の平行盛は今井崎に見張り所を設け今井権太夫を配置し、浦上の平有盛は蒲生崎に見張り所を設け蒲生左衛門を配置し、源氏の追っ手を見張らせていたようです。
しかし、今井権太夫からの連絡がなかったために源氏から攻められてものと思いこみ自害したとなっています。
今井権太夫が平行盛に連絡出来なかったのは集落の美女と逢っていたため数日連絡が出来なかったようです。
現在、平行盛が居城を構えた戸口には行盛神社が、見張り所には今井権現神社が。　平有盛が城を構えた浦上には有盛神社が、見張り所には蒲生神社が有り、平資盛が城を構えた加計呂麻には大屯神社があります。
加計呂麻島で伝承されている諸鈍シバヤは、平資盛が土地の人々との交流を広めるために教えたとなっています。諸鈍シバヤは国の無形重要民族文化財に指定されています。

平行盛神社


平有盛神社


今井権現神社


瀬留には平家漁法跡が残っています。