2013年04月02日
奄美の歴史

(写真は琉球石垣塀)
奄美大島は三つの時代があった。一つ目は奄美独自の「奄美世(あまんゆ)」の時代、二つ目は琉球に属していた頃の「那覇世(なはんゆ)」の時代、三つ目は薩摩侵攻に伴う「大和世(やまとんゆ)」の時代があったようだ。そのまま、廃藩置県により薩摩から鹿児島県になった。
では、いつ頃から奄美大島に人類が住み始めたのでしょうか。喜子川遺跡の地層から採取した木炭を調べると25000年前の地層らしい。奄美本島には旧石器時代には人類が住んでいたことになるのではないか。
以後、奄美の人類も増えていき、独自の「奄美世(あまんゆ)」を時代が続いていったのでしょう。
一方、沖縄には1429年に琉球王朝ができ、1879年までの450年間続いたという。
その琉球王朝の時代、1571年に奄美大島は南の島から攻められ、奄美大島は琉球国に属する時代となった。 しかし、1609年、薩摩藩は奄美大島から制圧し、一ヶ月足らずで琉球国は薩摩藩の支配を受けることになった。
奄美大島は薩摩に組み込まれたが、琉球王朝は存続しながらも薩摩藩の支配下となった。
薩摩藩の直轄となった奄美大島は、薩摩藩から黒糖政策により過酷な労働と上納を強いられる時代が続き、「廃藩置県」後もこの黒糖政策はしばらく続いたという。
奄美大島は廃藩置県に至るまで、琉球国と薩摩藩の支配下に300年間という長い苦しい時代があった。
奄美の人々はこの苦しみや、悲しみを「島唄」に託したという。
Posted by yamachan at 20:51
│歴史